『役作り』という言葉は、どうもピンと来ないんです。役は『作る』ものではなく『なる』ものだと思います（蟹江敬三の名言）

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「『役作り』という言葉は、どうもピンと来ないんです。役は『作る』ものではなく『なる』ものだと思います」

週刊ポスト2014年2月7日号より。後にこう続く。「最近は『なりきった』と思う瞬間はあまりないですが、舞台をやっている頃はそういう瞬間を感じたことはありました。そういう瞬間が、俳優を続けさせる魔力みたいなものなのでしょう」。

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蟹江敬三のプロフィールを紹介します。

蟹江敬三
名脇役と知られた俳優。蜷川幸雄らと『現代人劇場』『櫻社』を旗揚げし、演劇畑で着実にキャリアを積む一方、徐々にテレビや映画にも出演。猟奇的な悪役から人情味のある善人など、確かな演技力で演じ分けた。特に湯名なのは、『影の軍団III』の竹林虎麻呂役、『スケバン刑事』の西脇役、『さすらい刑事旅情編』シリーズ、『おとり捜査官』シリーズ、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の祖父役など。また、その落ち着きのある声と語り口はナレーターとしても重宝され、なかでもテレビ東京の『ガイアの夜明け』のナレーションは有名である。