昭和の名言だけをピックアップ!
発言者 土門拳について
土門拳のプロフィールを紹介します。
- 土門拳
- 戦後日本における代表的な写真家。「絶対非演出の絶対スナップ」を主張し、とことんまで「リアリズム」を追求した報道写真やスナップ、ポートレートで知られる。また、日本の伝統文化や美術に深い愛情をそそぎ、数多くの仏像や寺院を撮影、あまたの傑作写真を生み出した。代表的な写真集に『古寺巡礼』『室生寺』『筑豊のこどもたち』『骨董夜話』『ヒロシマ』などがある。妥協を許さない完全主義者として有名だった土門には撮影中の逸話が数多く残されており、たとえば、1941年に画家・梅原龍三郎を撮影した時のこと、納得のいく写真が撮れず何度も撮影を重ね続ける土門にしびれを切らした梅原が激昂し藤椅子を床に叩きつけた。しかし...
土門拳の他の名言
土門拳の考えや人柄がわかる、その他の残された言葉。
- 「日本人としてのぼくは、どこの国よりも日本が大好きである。そして、日本的な現実に即して、日本的な写真を撮りたいと思っている」
- 「撮っても意味がなくなるまで撮る」
- 「アマチュア時代というものはぼくには一日もなかったのだ。ぼくは最初からプロだったのだ」
- 「いい写真というものは、写したのではなく、写ったのである。計算を踏みはずした時にだけ、そういういい写真が出来る。ぼくはそれを鬼が手伝った写真と言っている」
- 「一番大事なことは、ギリギリまで待つことなんだ」
- 「気力は眼に出る。生活は顔色に出る。年齢は肩に出る。教養は声に出る」
- 「風景に向かって手も足も出ない、そのまま撮ってくるというようなやり方では、新しい今の風景写真は作れない。作者自身の日本の風土というものに対し、民族というものに対し、伝統というものに対してはっきりした定見をもっていかなければ撮れない」
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