植田正治
うえだしょうじ
「Ueda-cho(植田調)」と呼ばれる斬新な“演出写真”を生み出し、世界にその名を知られる写真家。履物屋の息子として誕生し、小学校の頃には早くも写真のおもしろさにめざめる。はじめてカメラを買ってもらったのは16歳のとき。高校卒業後、上京してオリエンタル写真学校に入学するも3ヶ月で鳥取に帰り、植田写真場を開く。植田の写真の特徴はリアリズムが主流だった当時、被写体をまるでオブジェのように配置したり、物を擬人化して撮影した“演出写真”。生涯を生まれ故郷の山陰で過ごし、「地方在住の一介のアマチュア」を自称し山陰の空や海、鳥取砂丘を背景に独特なリズムを持つ多彩で斬新な写真を撮り続けた。代表作品に「砂丘モード」「少女四態」など。2000年(平成12年)7月4日、87歳で死去。死因は急性心筋梗塞。鳥取県西伯郡には植田正治写真美術館がある。著書は『写真するよろこび』『印籠カメラ寫眞帖』『植田正治 小さい伝記』など。私生活においてはひとり娘と2人の息子がいる。 「舞台として砂丘は最高にいい」 「自分の好きに自分の好きなように撮る。そこにアマチュアリズムが出る」
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年表、功績
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エピソード・逸話
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子孫・子供
偉人の血を受け継いだ方々を紹介します
- 植田汎(うえだ)
- 植田正治の息子(長男)である。
- 植田和子(ますたにかずこ)
- 植田正治の娘(長女)。父の撮影助手などをつとめた。植田正治事務所代表。書籍『カコちゃんが語る植田正治の写真と生活』にて父との想い出を綴っている。
- 植田充(うえだみつる)
- 植田正治の息子(次男)にあたる。アートディレクター。TAKEO KIKUCHIのアートディレクションなどを務める。日・米アートディレクターズクラブ主催による日本グラフィック展にてゴールドメダル受賞。
- 植田亨(うえだ)
- 植田正治の息子(三男)にあたる。植田カメラ/植田 photo Studio 代表取締役社長をつとめる。
- 仲田薫子(なかたかおるこ)
- 植田正治の孫(長女・和子の娘)にあたる。植田正治事務所の代表をつとめた。
- 増谷寛(ますたにゆたか)
- 植田正治の孫(長女・和子の息子)にあたる。植田正治事務所にて勤務。
記念館、銅像
ゆかりの品が展示されている主な記念館。現在でも残る生家や墓所、縁のある土地にたてられた銅像など。
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