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発言者 茨木のり子について
茨木のり子のプロフィールを紹介します。
- 茨木のり子
- 昭和に活躍した詩人、エッセイスト、童話作家。代表作として詩集『自分の感受性くらい』『倚(よ)りかからず』『見えない配達夫』『鎮魂歌』など。東邦大学の前身である帝国女子医学薬学専門学校の薬学部を卒業後に作家の道に進む。夫は医師の三浦安信。
茨木のり子の他の名言
茨木のり子の考えや人柄がわかる、その他の残された言葉。
- 「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」
- 「気難しくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか」
- 「苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし」
- 「初心消えかかるのを 暮らしのせいにはするな そもそもが ひよわな志しにすぎなかった」
- 「駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄」
- 「わたしが一番きれいだったとき わたしの国は戦争で負けた そんな馬鹿なことってあるものか ブラウスの腕をまくり 卑屈な町をのし歩いた」
- 「じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある 倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ」
- 「<本当に生きた日>は人によって たしかに違う ぎらりと光るダイヤのような日は 銃殺の朝であったり アトリエの夜であったり 果樹園のまひるであったり 未明のスクラムであったりするのだ」
- 「世界に別れを告げる日 人は一生をふりかえって 自分が本当に生きた日が あまりにも少なかったことに驚くであろう。 指折り数えるほどしかない その日々のなかのひとつには 恋人との最初の一瞥の するどい閃光などもまじっているだろう。」
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