植木等
うえきひとし
高度経済成長時代の昭和を代表したコメディアン。俳優、歌手、ギタリストとしても活躍した。植木演じる破天荒なキャラクターの「無責任男」を主役にした『無責任シリーズ』は大ヒット、国民的スターとして人気を博した。また、歌手として谷啓らのいるクレイジーキャッツに参加、「わかっちゃいるけどやめられない」のフレーズで知られる「スーダラ節」は昭和を代表する流行ソングとなり、NHK紅白歌合戦にも5度出場している。コメディアン、歌手として不動の人気を誇った植木は、その後、性格俳優へと転身、黒澤明監督の『乱』や木下恵介監督の『新・喜びも悲しみも幾歳月』などに出演、『新・喜びも悲しみも幾歳月』では日本アカデミー賞助演男優賞を受賞した。晩年は肺気腫と前立腺がんを患っていたが仕事への情熱は衰えず活動を続けた。そして、2007年3月27日、呼吸不全のため他界。遺作となったのは映画『『舞妓Haaaan!!!』での西陣の社長・斉藤老人役である。
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年表、功績
活躍の軌跡。『人生の残り時間』にも注目してください。意外な発見があります。
年月日 | 年齢(人生の残り時間) | 内容 |
---|---|---|
1926年12月25日 | 0歳 (あと80年) | 植木等、生まれる |
2007年03月27日 | 80歳 | 植木等、呼吸不全のため死去 |
名作
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名言・最後の言葉
植木等が語ったといわれる言葉。人柄や当時の心情が見えてきます。
- 「オリジナリティーがその人の存在価値」
- 2008年放送、NHKのTV番組『あの人に会いたい』より。
- 「自分がやりたいことと、やらなければならないことは別なんだ」
- 『この歌 この歌手』(読売新聞文化部編)より。全文は以下。「スーダラ節は人生というものを分からせてくれた。自分がやりたいことと、やらなければならないことは別なんだと、教えてくれました」。
子孫・子供
偉人の血を受け継いだ方々を紹介します
- 比呂公一(ひろこういち)
- 植木等の息子(長男)にあたる。歌手、作曲家。植木浩史名義でも活動。本名は植木廣司(うえきひろし)。
- 植木裕子(うえきゆうこ)
- 植木等の娘にあたる。バレリーナとして国際的に活躍。ドイツにあるカールスルーエ州立劇場バレエ団所属。
記念館、銅像
ゆかりの品が展示されている主な記念館。現在でも残る生家や墓所、縁のある土地にたてられた銅像など。
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