吉川英治
よしかわえいじ
昭和を代表する大衆小説家。 『宮本武蔵』『新・平家物語』『私本太平記』『三国志』など大作を執筆。いずれも大ヒットとなり、「国民文学作家」とよばれた。 1960年(昭和35年)に文化勲章を受章。1967年(昭和42年)には吉川英治文学賞が設けられ現在に続くなど、今なお愛されている作家である。
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年表、功績
活躍の軌跡。『人生の残り時間』にも注目してください。意外な発見があります。
年月日 | 年齢(人生の残り時間) | 内容 |
---|---|---|
1892年08月11日 | 0歳 (あと70年) | 吉川英治、生まれる |
1962年09月07日 | 70歳 | 吉川英治、死去 |
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名言・最後の言葉
吉川英治が語ったといわれる言葉。人柄や当時の心情が見えてきます。
- 「我以外皆我師」
- 吉川英治の座右の銘。小説では『新書太閤記』で登場する。
- 「楽しみあるところに楽しみ、楽しみなきところにも楽しむ」
- 「登山の目標は、山頂ときまっている。しかし、人生のおもしろさ、生命の息吹の楽しさは、その山頂にはなく、却って、逆境の、山の中腹にあるといっていい。」
- 小説『新書太閤記』より。
- 「酒は日本刀を液体にしたやうなものだ。…(略)まちがふと、人も斬る、自分をも斬る。」
- 随筆『現代青年道』より。
- 「人のたのしむを以て、自分もたのしむ。酒の真味は、これ以外にない」
- 随筆『現代青年道』より。
- 「朝の来ない夜はない」
- 吉川英治の座右の銘。
- 「(幸福とは)その人の心の手のひらがそれを持つか持たないかだけのはなしである。幸福とはじつにそんな平凡で無味に似たものだ」
- 『草思堂随筆』より。
- 「はたらいた 俺にはあるぞ 夕涼み」
- 「あめつちの 中に我あり 一人あり」
- 『書簡・川柳・俳句・詩歌集』より。
- 「百計も尽きたときに、苦悩の果てが一計を生む」
- 小説『三国志 図南の巻』より。
- 「時代の判定以上な判定はこの地上においてはない。」
- 小説『三国志』より。
- 「生きていること、それはすでに、世間の恩であった」
- 小説『宮本武蔵 円明の巻』より。
- 「真に生命を愛する者こそ、真の勇者である」
- 小説『宮本武蔵 風の巻』より。
- 「人間のすべての事業は、創業の時が大事で難しいとされているが、生命だけは、終わる時、捨てる時が最もむずかしい」
- 小説『宮本武蔵 風の巻』より。
- 「文武二道というが、二道とは、ふた道と読むのではない。ふたつを備えて、一つ道だよ」
- 小説『宮本武蔵 地の巻』より。
- 「どんなことにも、まる損はないものじゃぞよ。……思うてもみい、どんな災難、凶事に会った場合といえども、まる損というものはない。決してない」
- 小説『新書太閤記』より。
- 「何千年何万年という悠久な日月の流れの中に人間一生の七十年や八十年は、まるで一瞬でしかない。たとえ二十歳を出ずに死んでも、人類の上に悠久な光を持った生命こそ、ほんとの長命というものであろう」
- 小説『宮本武蔵 風の巻』より。
- 「歳月は人間を対象として流れてはいない。が、人は往々、歳月をあてにして歩む」
- 小説『新書太閤記』より。
- 「地上はつねにありのままな地上にすぎない。これを地獄とするも浄土とするも人間の業である」
- 随筆『随筆新平家』より。
- 「魚に河は見えない」
- 座右の銘。
- 「いつの時代でも、亡ぶ者が、かならず抱いている滑稽な信念は、(おれは亡ぶ者でない)という錯覚である」
- 小説『新書太閤記』より。
- 「人間のすべての事業は、創業の時が大事で難しいとされているが、生命だけは、終わる時、捨てる時が最もむずかしい」
- 小説『宮本武蔵 風の巻』より。
- 「ぼくは自分の人生観として、どんな逆境におかれても希望の燈を持ちたい、同時に読者にあらしめたい、これがぼくの歩く道なんですよ」
- 随筆『随筆新平家』より。
- 「うごいている自分。未完成の自分。それを感じるとき、私は、一書生の気持ちになれる」
- 随筆『草思堂随筆』より。
- 「自己客観がつまりあなたの師といふものです」
- 昭和36年、杉本苑子氏への手紙。『書簡・川柳・俳句・詩歌集』より。
- 「十年語り合っても理解し得ない人と人もあるし、一夕の間に百年の知己となる人と人もある」
- 小説『三国志 赤壁の巻』より。
- 「人は会いたい時にはおこたらずに会い、語り合いたい人とは明日を待たずに語っておくものだ」
- 随筆『草思堂随筆』より。
- 「失意のときこそ、総大将の人間のまことがわかる」
- 小説『私本太平記 風花帖』より。
- 「強気が悪いわけでない。積極の精神だ。強気は心の瓶に満満と湛えておくべきものである」
- 小説『新書太閤記』より。
- 「小説というのは自分を読むんですね。読者はめいめい自分を読んできたんです」
- 2007年放送、NHKのTV番組『あの人に会いたい』より。
子孫・子供
偉人の血を受け継いだ方々を紹介します
- 吉川英明(よしかわひであき)
- 吉川英治の息子(長男)にあたる。作家、吉川英治記念館館長。
- 吉川英穂(よしかわひでお)
- 吉川英治の息子(二男)にあたる。
- 吉川曙美
- 吉川英治の娘(長女)にあたる。
- 吉川香屋子
- 吉川英治の娘(二女)にあたる。
- 吉川園子
- 吉川英治の娘(養女)にあたる。
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