武者小路実篤
むしゃのこうじさねあつ
大正・昭和の小説家。志賀直哉らととも「白樺派」と呼ばれた。本人は「むしゃこうじ」と名乗っていた。岸田劉生との交友も有名。 代表作は『お目出たき人』『幸福者』『友情』『愛と死』『真理先生』など。 理想的に調和された社会、ユートピア実現のために宮崎県に「新しき村」を建設した。なお、この村は現在でも埼玉県入間郡毛呂山町にて存続している。
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年表、功績
活躍の軌跡。『人生の残り時間』にも注目してください。意外な発見があります。
年月日 | 年齢(人生の残り時間) | 内容 |
---|---|---|
1885年05月12日 | 0歳 (あと90年) | 武者小路実篤、生まれる |
1976年04月09日 | 90歳 | 武者小路実篤、死去 |
名作
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名言・最後の言葉
武者小路実篤が語ったといわれる言葉。人柄や当時の心情が見えてきます。
- 「仲良きことは美しき哉」
- 晩年の色紙によく書いた言葉。野菜の絵が添えられることが多かった。
- 「君は君 我は我なり されど仲良き」
- 晩年の色紙によく書いた言葉。野菜の絵が添えられることが多かった。
- 「この道より我を生かす道なし この道を歩く」
- 詩『この道より』。
- 「幸福をつかむのを恐れるな。だが不幸を又ごまかすな。正面から耐えて進むのが、若者らしい」
- 『人生論』より。
- 「自分は生きる所まで生きてみる、そうして自分の謎をといてみる。」
- 詩『誕生日に際しての妄想』より。
- 「自分がこの世に生まれたことを喜んでくれる人々のあることは喜びであり感謝である」
- 詩『自分が』より。
- 「俺の言葉はお前を喜ばさないかもしれない。だが俺も、俺の声をもってお前の歌を歌いたい。自然が皆、お前の歌を唄っているように」
- 詩『春』より。
- 「神と云うものはないものかも知れないが、俺はこわい」
- 詩『神というものは』より。
- 「神に愛されていると思える間 俺は強いぞ」
- 詩『神に愛されて』より。
- 「ブッダという男は偉い奴だ。生きたまま真理になった。もう死ねない」
- 詩『仏陀と云う』より。
- 「健康な胃腸のように、自分の血や肉になるものをとって、他はこだわらずに忘れることを僕は心がけている」
- 20代で自分の生き方に悩んでいた佐藤良二氏に贈った言葉。佐藤良二氏は、この後2000本の桜を植えつづけた活動により、有名になった。
- 「平気で自分の道を選んでください」
- 20代で自分の生き方に悩んでいた佐藤良二氏に贈った言葉。佐藤良二氏は、この後2000本の桜を植えつづけた活動により、有名になった。
- 「まあいい 俺の一生を何かの役にたてて見せる ころぶ時があっても」
- 詩「まあいい」より。
- 「本当にころがった者は 起き上がる時は何か得をしている 」
- 書籍『愛欲』より。
- 「笑われるのを恐れるよりは 心にないことを云うのを恐れなければならない」
- 書籍『幸福者』より。
- 「馬鹿なものは独身の間は結婚した時のよろこびを空想し、結婚すると独身の時のよろこびを空想する」
- 書籍『幸福者』より。
- 「まかぬ種子は生えぬと言うが、我等は不幸の種子をまかず、幸福の種子をまくように注意すべきである」
- 書籍『武者小路実篤人生論集4 幸福の条件』より。
- 「結婚は早すぎてもいけない、おそすぎてもいけない、無理が一番いけない、自然がいい」
- 書籍『幸福者』より。
- 「幸福は分に応じて、心がけをよくして生きてゆけば、誰でもなれるはずである」
- 書籍『武者小路実篤人生論集4 幸福の条件』より。
- 「自分で自分を支配することが出来ない人は、不幸になりやすい」
- 書籍『武者小路実篤人生論集4 幸福の条件』より。
- 「何も贅沢しなければ 幸福になれない と言うことはない」
- 書籍『武者小路実篤人生論集4 幸福の条件』より。
- 「他人がどうであろうと自分さえ、ちゃんとしていればいい。するだけのことをすればいい」
- 書籍『第三の隠者の運命』より。
- 「尊敬すべき幸福な人は、逆境にいても、つまらぬことはくよくよせず、心配しても始まらないことは心配せず、自分の力のないことは天に任せて、自分の心がけをよくし、根本から再生の努力をする人である」
- 『幸福について』より。
- 「人間は自分のために生きていると考えるのはつまらない」
- 2004年放送、NHKのTV番組『あの人に会いたい』より。
子孫・子供
偉人の血を受け継いだ方々を紹介します
- 木村雅世(きむらまさよ)
- 武者小路実篤の孫にあたる(長女・新子の娘)。
- 木村錦子(きむらきんこ)
- 武者小路実篤の孫にあたる(長女・新子の娘)。
- 武者小路新子(むしゃこうじしんこ)
- 武者小路実篤の娘(長女)にあたる。木村龍蔵の妻。
- 武者小路妙子(むしゃこうじたえこ)
- 武者小路実篤の娘(二女)にあたる。安宅侃三郎の妻。夫・侃三郎(かんざぶろう)は、のち武者小路姓を名乗る。
- 武者小路辰子(むしゃこうじたつこ)
- 武者小路実篤の娘(三女)にあたる。武者小路穣の妻。夫である武者小路穣は日本史学者、和光大学名誉教授。
- 武者小路篤信(むしゃこうじあつのぶ)
- 武者小路実篤の孫にあたる(二女・妙子の息子)。ギャラリー武者小路(銀座)を経営。
- 武者小路信和(むしゃこうじのぶかず)
- 武者小路実篤の孫にあたる(二女・妙子の息子)。大東文化大学准教授。
- 武者小路小絵(むしゃこうじさえ)
- 武者小路実篤の孫(二女・妙子の娘)にあたる。
- 武者小路知行(むしゃこうじともゆき)
- 武者小路実篤の孫にあたる(三女・辰子の息子)。
- 河村有紀子(かわむらゆきこ)
- 武者小路実篤の孫にあたる(三女・辰子の娘)。歌舞伎役者である四代目中村梅玉の妻。
- 武者小路公秀(むしゃのこうじきんひで)
- 武者小路実篤の甥にあたる。国際政治学者。大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター所長。
記念館、銅像
ゆかりの品が展示されている主な記念館。現在でも残る生家や墓所、縁のある土地にたてられた銅像など。
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