加藤剛の写真、名言、年表、子孫を紹介

加藤剛

かとうごう

ジャンル

芸能人

出身

静岡県

生年月日

1938年2月4日

没年月日

2018年6月18日

年齢

満80歳没

数々の映画やドラマで活躍した日本の俳優。俳優座所属。本名は加藤剛（たけし）。実家は古くからの地主の家で、父は小学校の校長をしていた。早稲田大学在学中に、20倍の難関を突破し俳優座養成所に入る。1962年（昭和37年）、テレビドラマ『人間の條件』の主人公に抜擢されデビュー。その演技は原作者からも絶賛された。その後、俳優座に入団。同期には石立鉄男や細川俊之らがいた。 若い頃の加藤剛が演じた役で一番有名なのが日本映画史に残る不朽の名作『砂の器』（1974年〈昭和49年〉）での天才ピアニスト和賀英良（わが　えいりょう）だろう。加藤は複雑な過去を持つ新進気鋭の若き天才の屈折を見事に演じ、観客に強い印象を残した。多数の映画に出演した加藤だが、やはり代表作といえば30年の長きにわたって放送された大人気テレビドラマ時代劇『大岡越前』の主人公・大岡越前。加藤は時に厳しく時に優しい名奉行・大岡越前を演じ、多くの視聴者から愛された。また同作に大岡越前の親友役・榊原伊織として出演していた竹脇無我とは私生活においても大親友であった。加藤の長男で俳優の加藤諒は、父・剛について「あれだけ嘘がない人はいない。父は大岡越前そのものだった」と語っている。 東京放送創立30周年記念番組として1981年（昭和56年）の正月に3夜連続で放送された大型時代劇『関ヶ原』で演じた石田三成役もファンの人気が高い。森繁久彌演じる老獪な徳川家康を相手に高い理想を胸に懸命に戦う姿は加藤の端正なルックスも相まって非常に清廉な印象で視聴者の心をつかんだ。 年齢を重ねて魅力を増す加藤の演技は、テレビや映画、舞台など多くの作品でファンを楽しませたが、2018年（平成30年）6月18日、東京都内で他界。死因は胆嚢がん。同年9月に行われたお別れの会には、草刈正雄や近藤芳正、東山紀之ら多くの俳優仲間が集まり別れを惜しんだ。 最後の映画となったのは綾瀬はるか主演の『今夜、ロマンス劇場で」であった。 バラエティ番組にあまり出演しなかった加藤剛だが、2017年（平成29年）には『徹子の部屋』に息子（次男）で俳優の加藤頼（らい）と2人で出演し話題になった。ちなみに妻の伊藤牧子も女優で声優であり、芸能一家であった。

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